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Netflix『ドント・ルック・アップ』レオナルド・ディカプリオ×ジェニファー・ローレンス×メリル・ストリープ

映画

前回、数年前に行った網膜剥離の手術とその入院生活について以前のブログに挙げていたものを再度アップしたのだが、そしたら何故かそのタイミングでもう片方の眼の網膜剥離が発覚!
またしても手術し入院、店も休業。
なんだかな~
な日々である。

さて、先日レオナルド・ディカプリオ出演の新作映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が公開された。
監督はマーティン・スコセッシ。
共演はジェシー・プレモンス、ロバート・デ・ニーロ、リリー・グラッドストーンなど。
実話を基にしたこの作品、まだ観れていないが既に見にいった人の評判がとても良いので凄く期待している。

そこで、というわけでもないが今回はディカプリオの前出演作となる映画『ドント・ルック・アップ』を唐突ながら採りあげたい。
この映画とても好きなんです!

今作は当初パラマウントによる配給予定だったが、後にNetflixが権利を買い取り配信での公開となったもの。
またNetflixでの配信開始前に、一部の劇場でも公開されている。

無名の天文学者ランドール・ミンディ教授(レオナルド・ディカプリオ)と大学院生ケイト(ジェニファー・ローレンス)が、巨大彗星を発見。
軌道を計算すると、地球に直撃することが確実。
ランドールとケイトは、世界中の人々に迫りくる危機を知らせなくてはと、オグルソープ博士(ロブ・モーガン)とともにホワイトハウスを訪れる。
メリル・ストリープ演じるオルレアン大統領が登場するまでは、非常にシリアスなこの手の作品によくあるような雰囲気で物語は進む。

しかし大統領の登場で、一気に映画はブラック・ユーモアに満ちた風刺的なコメディ作品となる。
地球滅亡の危機に対応しようとしない大統領。
ランドールとケイトは、そんな状況にたまらず事実を世間にぶちまける。

首席補佐官を演じるジョナ・ヒルは相変わらずの演技でイラ立たせてくれる。

IT起業家を演じるマーク・ライアンスの飄々とした演技も癪に障る。
その他、ケイト・ブランシェット、ティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデなどのスターも出演。
登場人物だけでも、超豪華。
監督・脚本は、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』や『バイス』のアダム・マッケイ。

ひたすらブラック・ユーモアで物語は進んでいく。

この映画の風刺については、コロナ対策や気候変動問題に関するものという風にも言われているようだ。
しかし僕は、この映画に日本の姿を見た。
アメリカ映画なので、そんなところに制作者の意図がないことは明白。
だが僕は、日本の実情をこの映画に見てしまったのだ。
このままなら、どんどん衰退していくであろう日本の現状を分かっているのに(もしかして分かってなかったりする?)、本気で対処しようとしない政府。
フェイクニュースで分断される人々。
あまりに現実的な話で全く笑えない。
彗星は確実に近づいている。

こういう風刺映画は、笑えることが作品として重要かもしれない。
だが笑えなかった。
だが、僕はこの映画が好きだ。

まぁ世の中こんなもんだわな~
おかしいけど、笑えないのがキツイ。

オススメの一作です!!

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