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『JAWS/ジョーズ』スティーヴン・スピルバーグ

映画

先日より公開されているスティーヴン・スピルバーグの自伝的映画『フェイブルマンズ』が凄く良かったので、今回はスピルバーグの名前を世界中に知らしめた傑作『ジョーズ』について。

調べたら日本公開1975年の12月からとなっていた。
なので多分これが、僕が最初に劇場で観た大人向けの映画。
父親に連れて行ってもらった。
それまでは東映まんが祭りだとか、ゴジラなどの怪獣映画は連れってもらったことがあるけど、本格的な映画で記憶に残ってる最古の映画はこの『ジョーズ』。
まだ小学校の低学年だったはずだが、これなら子供でも楽しめると思って連れて行ってくれたんだろう。
そして実際楽しめた。
最後の船での戦いとか、しっかり覚えている。
もちろん大人になってから何度も観たけど(とても好きな映画です!)、そのシーンについては、ばっちり記憶していた。
スピルバーグ恐るべし! である。
数ある彼の素晴らしい映画の中でも、個人的にトップ3に入る作品。
同じように感じてくれる人も結構多いのではないかと思っている。

この作品の大ヒット以降数多く作られたサメ映画であるが、今をもっても『ジョーズ』が最高峰ではないだろうか。
サメ映画マニアではないので、僕の知らないサメ映画の名作が他にあるかもしれないが。
ちなみに近年では、ブレイク・ライヴリー主演の『ロストバケーション』が、とても面白かった。
それより少し前だと『ディープ・ブルー』なんてのもかなりオススメ。

『ジョーズ』といえばあの音楽が作品以上に有名になっているが、あれ劇場で初めて観た時はかなりの効果があった。
今はもう映画ファンには耳馴染みになっていて、それほど恐怖心を呼び起こす効果は少ないかもしれないけれど、かなりの破壊力のある効果音になっている歴史的なサウンドトラックだと思う。

あの音楽や、水面の下の方から人間の足を映す映像などたまらん恐怖を感じた。
当時僕が子供ということもあるだろうが、大人だって当時は充分に恐怖を感じたはず。
だからこそ世界中で大ヒットとなったのだろう。

『ジョーズ』以前に作られ評判となったテレビ映画『激突!』でもそうだったが、迫りくる得体の知れない恐怖を表現するのが上手いのだスピルバーグは。

正体が分からない恐怖というのはホント怖い。
正体の分った恐怖は、心を決めれば立ち向かうことも出来る。
映画の中の、ブロディ所長らのように。

小学生の頃、よく父親に映画を観に連れってもらった。
それが僕を映画好きにしたのだろう。
この『ジョーズ』を僕が楽しんだので、この子は映画が好きなんだなと思い、色々連れて行ってくれたのかもしれない。
父親から受けた影響の中でも、これは最も大きな事柄かもしれない。
もうこの世にはいない父だが、映画好きな自分ということを自覚するとき、今もその存在を感じる。


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今の若い人が観たら、テンポ感がないとか感じたりするのかな?
僕としては、”さすがスピルバーグ” と思える描き方が、そんなことを感じさせない傑作映画にしていると今も感じる。
なのでまだ観ていない若い映画ファンの方には、是非とも一度体験していただきたい。
出来るだけ良い音響環境で観てもらえると、より楽しめるのではと思う。
是非!!

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