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『ゆれる』 オダギリジョー×西川美和

映画

少し前から役所広司主演の『すばらしき世界』が配信サービスで観られるようになり、また注目を浴びている(役所広司主演の最新作『PERFECT DAYS』公開というタイミングも影響しているかな)。
そこで今回は、『すばらしき世界』を監督した西川美和の監督・脚本による2006年公開映画『ゆれる』を採りあげたい。
出演はオダギリジョー、香川照之、真木よう子、伊武雅刀、伊武雅刀など。

兄弟の物語。
東京で写真家として暮らす弟・猛(オダギリ・ジョー)が帰省し、実家のガソリンスタンドを継いでいる兄・稔(香川照之)と再会する。
ガソリンスタンドでは、猛の昔の恋人である智恵子(真木よう子)が働いていた。
後日3人で渓谷へ遊びに行くのだが、そこで智恵子はつり橋から落下し死亡してしまう。
その時近くには稔がいた。
故意なのか、事故なのか。
裁判が進む中、猛の心はゆれる。

僕は公開当時劇場でこの作品を観た。
当時からとても評価の高い映画だった。
しかし、正直その時の僕には分からない部分もあった。
オダギリジョー演じる猛の言動のいくつかについて、なぜあのような行動をしたのかという。
なので当時の僕は、多くの人が思うほどこの映画に対する評価は高くはなかった。
面白い良い映画だとは思ったが。

で十数年ぶりにもう一度観てみることにした。

公開当時の2006年と比べると10歳以上歳をとっているし、置かれている状況も違うので当然なのかもしれないけど、以前観た時とは少し印象が違った。
まずは使われてる音楽についての記憶や感じ方が違う。
エンディングで流れるカリフラワーズ「うちに帰ろう」が染みたのと、劇中で使われてる音楽の印象が全然違ったのだ。

内容的にも、二人の父親(伊武雅刀)とその兄(蟹江敬三)という、これまた兄弟の描写を当時は全く気にとめなかった。
そしてなにより、オダギリジョー演じる弟の兄に対する想いの変化、想いの揺れがより繊細に感じられたところが、大きな違いだった。

またこれは当時も思ったけど、あらためてさらに思ったのは香川照之の演技が見事だということ。

彼の不祥事はいただけないことで、二度とあんなことは起こさないように猛省していただきたいが、なぜかこういう人が非凡な能力を持っていたりする。
もちろん非凡な人の多くが、そのように困った輩というわけではないだろうが、大人しく真面目に生きてる多くの平凡な人は、なんだかな~、という気持ちになってしまうのも事実である。

話は戻るが、やっぱり良い映画だこれは。

しかし、真実は?
弟のあの発言の理由は?

という部分で、僕は変わらず今回も本質を理解できないでいる。

ハッキリと理解させないところも、本質なのか?


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