トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の公開がいよいよ近づいてきて、ワクワク度がさらに高まってきた今日この頃です。
そこで今回は引越し前のブログに書いた、昨年世界的メガヒットとなったトム主演作『トップガン マーヴェリック』の記事をリライトしてみました。
実は前作『トップガン』、僕自身はあまり好みの作品ではない。
しかしトム・クルーズ出演作はもうここ数年、基本的に面白い作品ばかりである(『ザ・マミー』は観てないけど)。
で公開後の高評価、これは観るべきだろうと思っていざ劇場へ。
36年を経ての公開となった続編『トップガン マーヴェリック』だが、観終わった僕が感じたのは、
前作は長期にわたる壮大な前ふりだったのか?
という思い。
つまり、前作を遥かに超える面白さだったのだ、今作は。
その面白さを可能な限り感じるためにも、前作を観ておくこと強くオススメしたい。
映画の詳細には触れないが、劇場の大スクリーンと音響システム下での戦闘機のシーンはそれだけで圧巻である。
前作同様に用いられる、おなじみのケニー・ロギンス「デンジャー・ゾーン」も最高に高揚させてくれる。
前作のオープニング10分 ↓
またトム・クルーズといえば、危険なアクションシーンもスタントを使わず自らが演技することで有名だが、『トップガン マーヴェリック』でも実際に戦闘機に乗り強烈なGと格闘している。
そしてそれは、トム以外のパイロット役の役者たちにも課された任務となった。
凄い!
天晴である。
さらにこの映画の核となっているのが、古いもの”古い”とされるものへの想いである。
技術革新など時代の変化で戦闘機のパイロットは古い存在となろうとしている現在の状況。
前作で活躍した戦闘機F14トムキャットも今や過去の遺物。
古いタイプの、いわゆるナローポルシェも出てきたりする(カッコいい!)。
それにカワサキのバイク、プロペラ戦闘機。
そんな時代遅れ的なものの美しさ、そして過去から引き継がれ未来に繋がっていくもの。
激しい迫力の映像や音響とともに、そのような存在を描いた『トップガン マーヴェリック』。
“BUT NOT TODAY”
このセリフが響いた!
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前作のマーヴェリックの相棒だったグース(アンソニー・エドワーズ)の息子であるルースター役を演じたのは、映画『セッション』の主役だったマイルズ・テラー。
ジェニファー・コネリー演じるペニー・ベンジャミンは、前作でその姿を見せてはいないが、会話の中で名前のみ登場している(何故か日本語字幕だとベニーになっていたが)。
トムの強い要望もあり、前作に続き出演したアイスマン役のヴァル・キルマーは喉頭がんの影響から、AIが生成した音声を使っている。
また初期の予告編で、前作にあった日本国旗がなくなっていた件だが、本編では復活していた。
当初資本参加していた中国企業が、撤退したためではないかと言われている。
とにかく面白い、
そして実に”アメリカ!” な映画でした。