映画・音楽ファンがリラックスして楽しめる心斎橋・南船場のバー
Almost Famous(ただいま閉店中・移転先探しています) のブログ。

父と観た『刑事コロンボ』

ドラマ

10代の頃、好きな俳優・ミュージシシャン・スポーツ選手はみんな年上だった。
当時好きだったそれらの人たちは、今も変わらず年上のままである。
僕が歳を重ねるのと同じくそれらの人たちも歳を重ねるから。
ただ、そうならない場合もある。
それは、それらの人が死んでしまった場合だ。
死んだ人は歳をとらない。
なので今の僕はスティーヴ・マックイーンよりも、ジョン・レノンよりも、プリンスよりも年上である。

子どもの頃、「うちのカミさん~」という小池朝雄氏の吹き替えが懐かしい『刑事コロンボ』が好きだった。
確かNHKで土曜の夜に放送していたと思う。
土曜ということで、いつも帰宅の遅かった父も帰りが早く(昔は日曜のみが休日だった)、『刑事コロンボ』は父と観ていた記憶が強い。

『刑事コロンボ』コンプリートBlu-ray BOX (amazon)

父はよく映画に連れて行ってくれた。
僕が映画好きになるきっかけは、父と映画館で観た『ジョーズ』だったり『がんばれ!ベアーズ』だったり『未知との遭遇』だったりする。
もちろん他にもいっぱい観た。
そんな父は僕が高校生の時に死去した。

僕が映画館へ頻繁に足を伸ばすようになったのは大学生になってから。
それまでは『E.T.』や『フラッシュダンス』、『スターウォーズ』などの大きな話題作を除き、劇場に足を運ぶことなく、当時テレビの民放各局でやっていた洋画劇場で映画を観ていた。
ある意味それで十分だった。
週に5日テレビで映画が観られるのだから(良い時代だ)。
なので僕らの世代は、特に映画ファンというわけでなくても結構色んな作品を目にしてる人が多い。


それにしても、淀川長治が映画解説をする日曜洋画劇場のエンディング曲の暗く重いこと。
この曲が流れてくると、月曜日学校に行くのがますます嫌になっていった。
『サザエさん』ぐらいから気分が重くなり、これでトドメをさされる毎日曜の夜だった。

父が死んでからも、たくさんの素晴らしい映画が上映された。
大学生になった僕は、授業をサボり映画館によく足を運ぶようになった。
父が生きていたなら、色々自分が観てきた映画の話しもしただろうし、休みの日は一緒に映画を観に行ったりもしたんだと思う。
父の映画の好みもよく知らない僕だけど、いくつかは観せたいなと思う作品がある。
そんな映画を二人で観てみたいなと考えたりする。

なんか弱ってるな俺。

数年前から僕は父より年上となっている。
でもまだ僕には父が必要みたいだ。
困った。

\ 最新情報をチェック /

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました