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『フェノミナン』ジョン・トラボルタ ~クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」は良い曲!

映画

ただいま絶賛来日公演中のエリック・クラプトン。
23回目となる今回の来日公演は、武道館6DAYS。
このツアーでついに武道館公演は100回を超えるという。
そんなに来てるのか、そんなに人気なのか。
ちょっと驚く。
僕も一度観に行ったことあるけど(武道館ではなく大阪城ホールだけど)。

クラプトンが日本でこんなにも大人気なのは、1992年リリースの『アンプラグド』の大ヒットによるものが大きい。
これはMTVでの、アコースティック・ライヴを行う番組を収録したもので、今作の大ヒットにより”アンプラグド”が一時ブームとなった。

もちろん『アンプラグド』以前からも、日本で大きな人気を誇っていたクラプトンではあるが、やはりその時はロック・ファンを中心とする人気だった。
だが『アンプラグド』のヒットは一般的な流行の波に乗るほどのものとなり、それ以後ロック・ファンのみならず”トレンド”としても機能するほどの人気となった。
さらにその人気に拍車をかけることになるのが96年リリースされ翌97年に大ヒットとなる「チェンジ・ザ・ワールド」。
もはやこれは、彼のファンでない人でも知ってたりするほどの曲。

だが、この曲が用いられた映画『フェノミナン』はあまり知られてない(「チェンジ・ザ・ワールド」はこの映画のサントラ収録曲)。
とてもいい映画だと思うのに。
何でだ?

「チェンジ・ザ・ワールド」が流れるシーンが、また良いのです(ちょっと涙)。

1996年のアメリカ映画『フェノミナン』。
監督は『クール・ランニング』や『あなたが寝てる間に…』(サンドラ・ブロック)・『キッド』(ブルース・ウィリス)などのジョン・タートルトーブ。
主演はジョン・トラボルタ。
共演にキーラ・セジウィック、フォレスト・ウィテカー、ロバート・デュバルなど。

田舎町で暮らすジョージ(ジョン・トラボルタ)は37歳の誕生日の夜、不思議な閃光を目撃、その場に倒れる。
その後彼には、不思議な能力が。
頭脳も明晰になり、彼はその力を役に立てたいと思うが、逆に周りの人間を遠ざけることとなる。

平凡だった心優しき男が、自分の身に起こったことを受け入れ誠実に生きようとするハートウォーミングな物語。
ファンタジーであるが、人間が本来持ってるであろう優しく真っすぐな部分を、ジョン・トラボルタがとてもいい味を出し表現している。
トラボルタ演じる、主人公ジョージは小さな田舎町にする平凡な人間。
しかし、突然頭脳明晰となり不思議な力を発揮できるようになり、そして…

派手さはないが、心の柔らかいところを優しく包んでくれるような映画。
個人的には、このような役柄の、このような演技をするトラボルタをもっと見たい。
適役だと思った。

さて、「チェンジ・ザ・ワールド」だが、この曲はクラプトンのオリジナルではない。
オリジナルはワイノナ・ジャッドというカントリー・シンガーによる96年発表(クラプトン版と同年)の曲。

母娘デュオのザ・ジャッズで80年代にデビューし、人気を博していて、
(当時僕はアルバムを買っており、探せばアナログが見つかるはず。カントリー系の音楽わりと好きなんです。)
91年にデュオ解散後はソロアーティストとして活躍、全米NO.1ヒットも持っている。
(90年代の前・中盤の全米チャートってなかなか面白く、カントリー・グランジ・ヒップホップがそれぞれ大ヒットを連発していた。)
そんな彼女の曲をベイビーフェイスのプロデュースのもと、エリック・クラプトンがリメイクし大ヒットしたのだった。

ベイビーフェイスによるヴァージョンもある(クラプトンも参加)

僕自身はクラプトンのヴァージョンが一番好きだが、それは映画で流れてるからという理由が大きいと思う。
基本的には、オリジナルを含め他のヴァージョンも好きである。
そもそもの楽曲がとても素晴らしいのだ。

「チェンジ・ザ・ワールド」に関することが多くなったが、一番伝えたいのは映画『フェノミナン』がとても良いので、皆さん是非観てください!
ということ。
この作品のジョン・トラボルタ素敵です。

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