どうしても定期的に食べたくなる、それがマクドナルド。
クセになる味を持っている。
今回は、そんな巨大な世界規模の飲食店マクドナルド成功の物語を映画化した2016年の作品『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』について。
1954年、シェイク用ミキサーの訪問販売をしていたレイ・クロックは大量注文してきた店舗を訪ねる。
そこは、客が列をなす小さなハンバーガー店だった。
マクドナルド兄弟が運営するその店の、効率の良いシステムに感銘を受けるレイ。
そこで彼はマクドナルド兄弟に、フランチャイズ化での規模拡大を提案。
最初は難色を示したマクドナルド兄弟だったが、ついにはレイにフランチャイズの運営を任すこととなる。
レイの目論見は当たり、フランチャイズ事業は拡大していくが、契約上レイの取り分は少なく資金難となってしまう。
この頃から、レイとマクドナルド兄弟との対立が大きくなっていくのだった。
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この映画の主役は、マイケル・キートン演じるレイ・クロック。
マクドナルドを、世界最大のファストフードチェーンに仕立て上げた人物である。
とてもエネルギッシュで野心的な彼の行動力は目を見張るものがある。
しかしそれ以上に重要なポイントは、”マクドナルド”[məkdɑ’nəldz]という語感を重要だと考えた彼の才覚。
あやかりたい!
語感って重要!!
さてタイトルの ”ファウンダー”とは創業者という意味。
レイはマクドナルド・コーポレーションという会社の創業者である事は間違いない。
この会社を作りマクドナルドを全米にフランチャイズ展開し成功を収めた。
しかし、マクドナルドというハンバーガー店の創業者といえばマクドナルド兄弟である。
始まりは彼ら。
確かにマクドナルド兄弟からレイ・クロックが権利を手に入れたことで、マクドナルドは今のような世界的大成功を収めることになったのだが。
創業者から売却を受けた経営者が、事業を拡大し大成功を収めるというのはわりとある話だが、人生や事業の難しさを感じさせる。
事業に対する熱意と能力は成功に値する素晴らしいものを持っているレイ・クロックだが、人としてはどうかなと思わせる内容にもなっている。
物語として面白いし、得るものがたくさんある映画。
オススメです!!