まもなくNetflixにて配信が開始される『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』の前作『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』を取り上げたいと思います。
『007』シリーズへの出演が惜しくも終了してしまったダニエル・クレイグが主人公の探偵役を演じるこの映画。
共演には、『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンスや、『ヘレディタリー/継承』のトニ・コレット。
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で共演したアナ・デ・アルマスも出演していました。
また僕の世代的には、80年代大人気だったドラマ『マイアミ・ヴァイス』の主人公役だった、ドン・ジョンソンも出演。
監督・脚本は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(エピソード8)のライアン・ジョンソン。
スターウォーズ・ファンの間では、どちらかというと低い評価をされがちな彼でありますが、そんな方にもそこは忘れて『ナイブズ・アウト』にトライして欲しいところです。
やっぱり”スター・ウォーズ”って難しいと思う。
しっかりと形が(それもかなりの高いレベルで)出来上がっているところに、途中から入っていくのだから。
(個人的には、すべてジョージ・ルーカスでやるべきだったと思っています)
成功した小説家ハーランの、親族を招いて行われた85歳の誕生日パーティーの夜、彼が自殺する。
聴取に訪れた警察と一緒に彼の邸宅に訪れたのは、有名な私立探偵のブノア・ブラン(ダニエル・クレイグ)。
ハーランと親族の間には、いくつもの問題があった。
自殺とする警察。
他殺の可能性を追うブラン。
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とても面白いミステリー作品。
色々深読みしたくなる点があるのも良い。
移民差別、大きな財産を持つ家族のいやらしさ、ナイフ、
ハーランの看護師だった移民のマルタが、嘘をつくと必ず吐いてしまうという設定。
もう一度観たくなる、オススメ映画。
『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』観る前に是非!!
謎解きということでは、デヴィッド・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』で依頼に応じ事件を捜査する役を演じたダニエル・クレイグだが、今回は全く異なるキャラクターで事件に臨んでいる。
ダニエル・クレイグ、個人的にはとても好きな俳優。
またエンディングに流れる曲は、僕がこよなく愛するローリンズ・ストーンズの「スウィート・ヴァージニア」。
イギリスのバンドがアメリカを歌うカントリー・テイストの名曲。
この選曲も、僕がこの映画を好きな理由のひとつでもあります。